キャラクター

ロス=御堂
CV:若本規夫
年齢:46歳  身長:172cm

 駐日エルディア大使。御堂真弥子の父で、日本に滞在中の娘の護衛を内調に依頼する。落ち着いた容貌の品の良い紳士と言った感じの人物だが、同時に外交官特有のポーカーフェイスや肝心な部分には話題を持って行かないようにする巧みな交渉術の持ち主でもある。
 解体されたエルディア情報部局長の前歴があり、EVE計画にもその当初から関わっていた人物。内調に護衛を頼みながら、度々の襲撃を画策して御堂真弥子という人物を即位させるための世論作りを形成。一方で即位に必要な国璽の捜索に於いては、二階堂にディーブ(=ニセ孔)の目を誤魔化して原版を手に入れるように示唆。直後には二階堂を殺害するなど冷酷に計画を進行させていく。

 彼の計画はほとんど成功を修めていたが、間際になってその真弥子自身が自らの意志でプリシアに王位を譲り渡したために計画は失敗。追いつめられた彼はプリシアを人質に取りながら公海上への逃亡を図るが、最期には自らの正体に気付いて精神的に不安定になった真弥子の手によって殺害されてしまう。
 ちなみにエルディア共和国は、その建国当初から日本政府の半傀儡政権としての役割を担うように位置付けられていた国家でもあった(※TFAのまりなと美作の会話参照)。源三郎や御堂の父・または祖父の世代はその意向を汲み取った上での国政参加を行っていたのかも知れないが、彼らの代になるとエルディアの置かれた立場も変わり、また彼ら自身も一国家としてのエルディアの確立に向けて勢力を傾けるようにもなった。彼が前国王に対して忠誠を誓うのもそのあたりが原因なのかもしれない。